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新しい命

サンクスギビングデーで明日に控えた今日のNYは雪模様。
今日は報告があります。
実は3月に妊娠が発覚し、10月30日に元気な女の子を出産しました!!
こんなわたしも母になり、毎日子育て奮闘中です。

このブログでもお伝えした卵巣膿腫もこの子が教えてくれたのか、妊娠中に発覚して手術に至ったというわけでした。

妊娠中はどんどんお腹も大きくなってきたのでベースをかまえる体勢も変えないといけないほどでしたが、妊娠9ヶ月までギグを続けていました。お腹にはかなり音が響いていたのか、アルコでクラシックの練習中にギギっと変な音を引いた瞬間お腹の中の小さなコーチにキックのツッコミを入れられたこともありました。

そしてさらにお腹が大きくなりベースを弾くのもしんどくなってきても臨月過ぎまではレッスンの仕事もしていてそっちのことに忙しく、産休してから出産の準備をしようなんて考えていました。

10月29日、大輔の参加しているバンドのCDリリースパーティがあったので遊びに行きました。お腹の赤ちゃんもドラムがなるたびに、サックスが聴こえるたびにトントンとお腹を蹴って興奮していた様子。「お父さんのギターかっこいいねー。外の世界はいい音楽があるし楽しいよ!」なんてお腹を撫でながらライブを楽しんでいました。お腹は重くなってきていたけどまだ予定日まで3週間もあったので余裕で夜まで出歩き帰宅したのは夜12時過ぎ。明日のレッスンが終わったら産休だ。とのんきに考えていました。

するとその後、まだみんなが寝静まる朝方まさかの異変が!

どこも痛くないけど、控えめに水が漏れてきているような。。。しかも止まらない。
寝ている大輔を起こし、妊婦用の雑誌を開き「出産の兆候」のページを凝視。それでもわからなくって焦って日本にいる姉に電話してみたら「それって破水じゃない?病院に電話したほうがいいよ!」って!

ドキドキしながら病院に電話してみると今すぐ来てくださいとのこと。まさかの出来事に唖然。入院の準備すらしていなかったので大輔が慌ててバッグにパッキングを始めてくれたんだけどパニくっていて何を詰めていいかわからない様子。そりゃそうだよね。

タクシーに乗って病院に到着。受付で問診を受けている間もお腹から水が滴ってきていました。ナースに今日生まれちゃうんですか?ってきたら生まれるんじゃない?と。私の人生サプライズはちょくちょくあるけどこんなにビックリしたのは初めてでした。それとわたしのお腹を何か月も蹴っていたあの子に対面できると思うとワクワクドキドキしました。

破水から始まったので陣痛促進剤を打たれてあっという間に陣痛の間隔も短くなり、もう結構お腹痛い!というくらいになっても先生は初産なら時間かかるから生まれるのは明日になるかもね、なんて言われ話しをかわされました。

それから2時間後、更にお腹が痛くなって何かとてつもなく大きなものが私の体から出てこようとする圧迫感から身体中が勝手に大きく震え始めて、陣痛が来るたびに横のバーにしがみついていないといけないほどに。何度も先生を呼ぶようにナースに頼むけど「まだまだよ。こんな早いはずがない」と信じてもらえず、しつこく先生を呼ぶように頼むと仕方ないわね、と先生を呼んでもらいました。すると先生は「あら、もう開いてるわね。じゃあ準備しないと」と。だから言ったのにー!と思いながらぐーっと大きな波に耐え先生が席を外した後ついに我慢ができない状態に。

そうしたらナースに左足を、大輔に右足を抱えられ、「プーッシュ!!」と分娩開始。こんな感じで始まるの?!ってくらいカジュアルな感じで始まりました。そしたら先生が「頭出てきたよ!わあ、すごい髪の毛!触ってみる?」って。こっちはそれどころじゃないし、いいよって断るも、もう一回しつこく聞かれたので手を伸ばして触ってみるとなんだかモシャとしたものが。それからおよそ25分後、

「おぎゃあ!!!ぎゃーーー!!!」

と髪の毛がたくさん生えた我が子が誕生してきました。

取り上げられた赤ちゃんをナースがわたしの胸にポンと乗せてくれました。嬉しくって涙が溢れるというより、実感が湧かなくって呆然としてしまいました。なにしろ全てが急でしたから。

ベビーベッドも用意してなかったし、肌着の着せ方すら知らぬまま2日後に退院(アメリカの病院はこれがスタンダード)。その4日後に助っ人の母が日本から来てくれたり、友人からの助けのおかげでもうすぐ我が子は生後1か月。私たちもようやく育児を楽しめる余裕も出てきました。小さすぎて壊れてしまいそうだった我が子が日々成長してたくましくなっていく姿を見て感動しています。また自分が親になって両親のありがたみがさらによくわかるようになりました。おとうさーん、おかあさーんありがとう!!(T ^ T)

あかちゃん、生まれてきてくれて本当にありがとう。
これからも賑やかになった阿部ファミリーをよろしくお願いします^_^




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# by kurijazz | 2014-11-27 07:01 | Trackback | Comments(1)

お久しぶりの近況報告とお知らせ

 前回のブログ更新から大分時が経ってしまいましたが、元気にしています。もうすっかりNYも秋です。ファーマーズマーケットには鮮やかな色をしたパンプキンが並び始めました。これからまたあの長い冬が来るんだと思わせる涼しい風が吹き始めています。

 あれからまたいろいろ生活の変化があり、8月からあるミュージックスクールで週2日、15人の少年たちにソルフェージュと音楽理論を教え始めました。今まで演奏一本でやってきたので(ボストンにいた頃1人だけ教えたことはあったのですが)、先生と呼ばれたことなんてなかったけど、案外「先生」って呼ばれるの嬉しいものですね。最初の方は緊張していた少年たちも最近は打ち解けてくれたようで毎回元気いっぱい動物園のように賑やかな中音楽を教えています。それにしても人に教えるということは本当に大変ですね。学校の先生なんて私が教えている倍の人数を毎日見ているんだもん。尊敬します。毎回のクラスの準備も結構大変です。学校行っておいて本当によかった。あの時教わったことを毎レッスン前におさらいできてちょうどいい機会かもしれません。

 写真はブルックリンでのギグ。我らがアンソニー・リーが遊びにきてくれて2、3か月ぶりに一緒に演奏しました。
こちらのトリオはもう長いこと一緒に演奏しているメンツ。

ジャマイカ系のお店なので何曲かちょっとレゲエ風にアレンジした曲を演奏したけど、レゲエって難しい!

 南米つながりですが、先日トリニダード・トバゴの領事館関係のパーティで演奏してきました。会場は自宅から徒歩15分。ラッキー。近所にこんな大きな会場があったなんて全然知りませんでした。
辺鄙な場所になんと500人くらいのお客さんが続々と現れビックリ。しかもみーんなトリニダード・トバゴの人(か他の国のカリビアン)さすがNY。一歩入ればそこはもう異国。私たちの演奏なんてあっという間に終わってしまい、わたしたちの席にはゲスト用に用意された食器やグラスが。飲み物がつがれ、サラダが運ばれ、ウェイターに「サーモンにしますか?ステーキにしますか?」と訪ねられバンドみんな上機嫌。でもサラダが食べ終わり、パンを数個かじり続けてずーっと長いこと待たされていたらなにやらズンドコ、ズンドコとパーカッションの音が。ダンサーが入場、パーカッショニストが入場してその後ろをなんとトリニダード・トバゴの総理大臣が入場してきました。

こんなところに??

その後は宴も最高潮。
10数人の見たこともないパーカッションを披露してくれたバンドが出てきたり、本場のリンボーダンスを踊るダンサー(高さ30cmのバーもくぐっちゃえるんですよ!すごかった!)、などなど見るもの全てが私には新しかったです。

わたしたちなんて4日前くらいに雇われたのに、この集会のために他州や母国からここの会場にやってきた人もいたらしいです。日本からはほど遠いトリニダード・トバゴ。まるで別世界でした。辺りを見渡すとトリニダード・トバゴのイベントなのにサリーを着たインド人の用な姿の人もたくさんいました。実は彼らもトリニダード・トバゴの人。それこそ大昔、大航海時代からスペイン領になったり、イギリス領になったり、そのときに奴隷として黒人がアフリカから連れてこられたり、インド人もたくさん入ってきたりとしていたらしくその名残が残っているようです。カリビアン料理に「カレー○○」などカレーのスパイスが利いた料理があるのもその名残だとか。黒人の血、インド人の血、白人の血、ネイティブカリビアンの血が混ざりあった国なんですね。バンドメンバーがいろいろ教えてくれました。世界は広いですね。わたしも日本人として日本の歴史を勉強し直さないと。

 なんて異国の雰囲気と料理を思う存分味わっていたら演奏終了してからすっかり3時間もたっていました。家でお腹をすかせて待っていた旦那さまをすっかり忘れてしまってました。ごめんなさーい。

 ところで、最後にお知らせがあります。

今年NY組は帰国しないので参加できないのですが、今年もUoU秋のツアーやります!なんと来週から始まります。今回はなんとUoUオルガントリオ!おもしろそうですね。私も見に行きたい!今回は北海道や九州までツアーするみたいですね。お近くの方はぜひ応援しに行ってあげて下さい。スケジュールはこちら。


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# by kurijazz | 2014-10-08 03:55 | Trackback | Comments(0)

夏も終わり?

 今年のNYの夏は涼しくてとても過ごしやすい避暑地のような気候の毎日です。30℃超える日がほとんどなく先日なんか秋のような陽気でした。暑かった日を見計らってビーチへ今年も行ってきました。バスで1時間半くらい行ったロッカウェイビーチ。いつもごみごみした都会の風景に囲まれているとこういう自然の力がみなぎるところへすごく行きたくなります。
朝起きて大急ぎでおにぎりとサラダ、汗をかきながら唐揚げを揚げてお弁当も完成。潮風にあたりながら食べるお弁当は格別に美味しいからビーチに着いたそばからお弁当を食べたくてそわそわ。でもビーチの食いしん坊は私だけじゃなかったようです。私たちの後ろにビーチタオルを広げ無造作に荷物を放り投げて海へ走る5、6人の少年、少女たち。そこには荷物にまぎれてポテトチップスの袋が2つ3つ無防備に置き去りになっていました。

さてこちらは陸に上がってきた大輔に許しを得て念願のお弁当タイム。頑張って作った甲斐があった!その辺で売っている油ぎとぎとのくせに割高のフライドチキンとは違ってなんて美味しそうな唐揚げ。そして日本人はやっぱり梅干しの入ったおにぎり。そしてサラダ。海を見ながらお弁当を堪能していました。そしたら急に後ろが騒がしくなったので振り返ると、15羽くらいの身体が大きく目の鋭いカモメたちが少年たちのポテトチップスに群がっているではありませんか!しかも慣れたような手さばき(くちばしさばき)で軽々袋を破き、みんなで賑やかにお昼ご飯。あららー、かわいそうに。。。なんて人ごとのように思いながら最高に美味しく出来た唐揚げを口にしていると上から出遅れたカモメ一羽の陰がすーっとわたしたちの上を通り過ぎた瞬間。

べちょ!

なんと大事に食べていた私たちの唐揚げの上に一発。

しかも排泄物の大きさもこれくらいなら全然我慢できたでしょ?くらいの量。(文鳥を飼っていたのでよく知ってる)
サラダの上ではなくなぜ?

まだ食べられるかな??って思わず大輔に聞いてみるも「捨てよう。」と告げられ、本当にちょっと涙目になってしまった最近一番悔しかった出来事でした。

 演奏の方は夏はのんびりペースですが、手術後無事復活していつものように楽しくしています。写真はハーレムにあるソウルフードのお店ロンデルスにて。ハーレムもここ数年でだいぶ白人が増えてきてお店の客層も数年前とはだいぶ変わってきています。
こちらは先週末にあったドラマーPete Zimmerがリーダーのカルテット。ミッドタウンにあるSt.Peter's Churchにて。神父の説教を挟んだまさにジャズとキリスト教のコラボ。NYならでは。広々としたモダンな教会の中に自分たちの音が響き渡ってとっても気持ちがよかったギグでした。
最後の一枚。ミュージシャンいえども音楽ばかりの感性を鍛えていてはいけませんね。メトロポリタンミュージアムに行ってアートに触れてきました。住んでいるとなかなか行く機会がないのですが、こういう時間も大切ですね。

夏の終わりはもう秒読み。今のうちに思いっきり楽しんでおこうっと。









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# by kurijazz | 2014-08-21 02:22 | Trackback | Comments(2)

バイバイ、モンスターズ 手術日記 その3

 ぱっと気がついたら元いたカーテンで仕切られたベッドの上でした。気づいたらすんごく身体が重くてビックリ!よく見てみるとそれはそのはず、鼻から酸素を送るチューブ、片腕には痛み止めの点滴、鎖骨の周りにはバーッといくつもの吸盤のようなもの(心電図用のものとみられる)、指にも洗濯バサミのような心拍を計る装置、血栓予防のための装置が左腕と両足に。その他もろもろいろいろくっついていて動けない!!耳元ではいかにも病院って言う感じの「ピーッ、ピーッ、ピーッ」という音が鳴り響いていました。でも痛み止めのおかげか、痛みはなし。私の目覚めに気づいてくれたナースがやさしく声をかけてくれて今何時か聞いてみてビックリ!もう午後の1時半とのこと。手術開始が午前8時くらいだったからその間の時間そっくりそのまま記憶がないんですね。全身麻酔ってもちろん初めてだったのでこれが当たり前のことなんだけど、とっても不思議な感覚がしました。なにしろ、昼寝して目覚めたときよりももっと時間感覚がないというか、大きな眼鏡の先生に頬をなでられたのがほんの10分前くらいに感じたので摩訶不思議。

 ナースが待合室で5時間近く待っていてくれた大輔を呼んできてくれました。(本当におつかれさまでした)手術を終えたF先生が一足先に大輔に結果を教えていたようで、自信満々に手術大成功です!とのことで一安心。あまりに大きすぎるのう腫だったので片方の卵巣、卵管は切除する可能性がありますがいいですか?のような書類にサインをしたところだったので心配だったのですが、そちらも無事救えたとのことでした。本当に一安心。卵巣は肝臓と同じように片側だけでも問題なく機能するらしいのですが、ひとつになるとホルモンバランスも崩れる恐れがあり、更年期障害が人よりも早めにくる恐れや万が一生き残っているもう片方に問題が出てきたら妊娠もできなくなってしまうらしいのでがんばってくれたF先生に感謝です。

 しかし!

ここがアメリカ。今さっきまで数時間にも及ぶ大手術をしたのにも関わらず、なんと日帰りなのです!!日本だと腹腔鏡下手術だと前日から入院、3、4日は入院するらしいですよね。

これからしばらくはベッドに寝て数時間ほど術後の検査をするらしいけど、本当に今日中にうちに帰るの?!と信じられませんでした。まだありとあらゆるコードや管がくっついて身動きも取れないのにほんの数時間で病院の外へ解き放たれるなんて全く自信がありませんでした。

 気づいたら手術をしてくれたF先生が私のもとへ様子を見に来てくれ、状況を説明してくれました。そして「やっぱり入ってたわよ」って見せてくれた写真には銀の器に入ったグロテスクな肉片と髪の毛と歯!写真も先生に送ってもらったんだけど友達が減ってしまうといけないので非公開。まさにモンスター。あんなのたちがわたしのおなかのなかにずーっといたんだ。いなくなってくれて良かった。

 しばらく暇になるのでカーテン越しなのでいやでも聞こえてくる周囲を観察することにしました。ぎゃー!ぎゃー!とこの世の終わりのように泣き叫ぶ赤ちゃんの声。隣にはいかにも良い子な推定5歳児がいる様子。強がりつづけてたけど何かをされた瞬間、まるで恐怖のどん底に落とされたような悲鳴をあげるから手術終わったこっちまで恐ろしくなってしまったり。そのまた隣には命が危ないんじゃないか?と思うくらい苦しもがいている女の人。でもどうやらその人も今日退院させられる様子。すごい。病院って滅多に来ないけど凄いところですね。

 写真は病院からもらったゼリー。最初はリンゴジュースとクラッカーを出してもらったんだけど、隣の人がゼリーをもらっていることに気づいてゼリーをリクエスト。さらにあまりにおいしかったのでおかわりもりクエスト。ゼリーは私の大好物なんだもん。

 そんなこんなしている間に数時間が経過し、大丈夫そうなので帰宅許可が出ました。まだ立ち上がってもいなかったのに着替えと靴を返され呆然。練習のためトイレへ自力で行くことにしました。案外歩けないものですね。ナースに手を取ってもらい歩く姿はまるで入院中のおばあさん。本当に帰れるのかしら?

 つながれたコードや管類をとってもらい、車いすで病院の下まで連れて行ってもらい、タクシーに乗るはよかったのですが、タクシーの荒い運転にNYのボッコボコの道路。そこで初めて手術をしたことが実感できました。ものすごく痛い!!なにより次の揺れが怖い!!もうあんな経験2度としたくないと思うくらい痛怖かった。

 家に着いたのが夜の8時。長い一日でした。でもつらかったのはここからでした。

 病院から薬は市販の痛み止め(しかも効き目のマイルドなやつ)を飲めと伝えられ飲んだのですが、全く効き目がなく、何をするのも痛いし、痛いのが怖いので動けないし、もちろんおなかには1センチほど穴が3つ、3センチほどの穴が一つと計4つも開いているんだから痛いに決まっています。なによりトイレに行くのが一番大変で歩いて数メートル歩くだけで痛い、座るの痛い、用を足すと軽い膀胱炎になっていたのか激痛が走りました。ベッドに横になるにも一人では無理だし、寝返りなんてもってのほか。じっとしてても痛いんだからどうしたらいいものか。ベッドから起き上がってトイレに向かって用を足すという一連の作業が苦痛でしょうがなかったので最後はベッドに戻れず食卓に座りながら寝ていました。

 様子がおかしいと感じた大輔が病院に電話してくれたところ、病院側のミスであるはずの処方箋がだされていなかったとのこと!あれだけ確認したのに!!それじゃあ相当痛いはずですよ!なんて謝罪をされました。もう夜の11時過ぎ。その後24時間営業の薬屋さんに処方された薬を走って取りに行ってくれた大輔が神のようでした。やっぱり薬の効き目が全然違いました。

 そんなこんないろいろありましたが、その後。

Day 1 ご飯をちょっと食べられるようになる
Day 2 寝返り+げっぷができるようになる(汚い話ですが、これができないとガスっぽくって眠ることも出来なかった)
Day 3 シャワーを浴びられるようになる
Day 4 一人で立ち上がることが出来るようになる
Day 5 いつも座っていたソファーに座れるようになる

などなど。

日頃行っていた当たり前の行動ができるということがなんてありがたいことなのか毎日実感できました。

芋虫みたいにしか動けなかったのが、また人間に戻ることが出来ました。今はすっかり元気です。

たくさんの方々に心配をおかけしてしまいましたが、今回のことで学んだことがたくさんあります。なんの症状がなくても自分の身体を見つめ直して積極的に検査に行ったり、日頃から食生活に気を使ったり身体のメンテナンスをしっかりすることは大事なことだと思いました。体中が痛い時って当たり前ですが、人のことなんて考えていられないくらい余裕がなくなってしまいます。なのでいつも元気で人に優しく楽しく生きて行く上で健康はかかせないものですね。そして今回手術前にたくさんの友達や家族から応援の言葉をもらったり、手術後にたくさんの連絡をいただきました。その言葉が何よりの励みになりました。人は一人では生きていない、みんな助け合わないと生きて行けません。みなさんのやさしい言葉が本当にありがたかったです。おかげさまで手術から今日で丸1か月。おなかの傷も完全に塞がって多少まだ疲れやすいですが、いつものように元気にベース弾いています。

健康第一!

長々と入院日記かいてしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。
また今度いいニュースお知らせできるようにがんばります。

写真はお見舞いにうちまで数日間遊びにきてくれたアライグマのお母さん。NYにアライグマなんてビックリでしたが(しかもうちに?)先日大雨が降る夜、4匹の赤ちゃんアライグマたちと通り向こうに引っ越して行きました。


 

 
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# by kurijazz | 2014-07-13 01:00 | Trackback | Comments(2)

バイバイ、モンスターズ 手術日記 その2

 

ついに手術が翌日に迫った6月11日。医者から夜の12時以降飲食は禁止といわれたので11時50分に最後のコップ一杯の水を飲んだ瞬間、手術への覚悟も決まりました。ここから手術が終わるまで何も口に出来ないのか、不思議な気分。

 病院のチェックインは朝の6時なので翌朝は5時起きです。こんなに朝早く外を出るのは飛行機に乗るときくらい。案外たくさんの人が歩いていた。地下鉄に乗ってマンハッタンのアッパーイーストにある病院へ。クイーンズからマンハッタンへ出るとまだ薄暗く立ち並ぶお店のシャッターもまだ閉まっていました。そんな見慣れない街並を横目にわたしの気分も緊張から吹っ切れたのか、ひんやりした空気が清々しくも感じました。

 病院に到着してチェックインを済ませ、カーテンで仕切られた部屋に通されて患者用のガウンと靴下を渡されて着替えるように言われ、中をあけてみるとアメリカのドラマや映画でよく見るような患者用のガウンが!まさかこれを自分が切るようになるとは思いもしませんでした。まだ全然痛くも痒くもなかったので余裕でした。問診が終わると手首に自分の名前と誕生日とバーコードが書かれたタグを付けられ自分が商品にでもなった気分に。

 これはアメリカと日本の病院と違うのかどうかわからないけど、手術前に続々と今日お世話になる人たちが私のベッドの前に現れて紹介をされました。「こちらはドクター○○。ナイストゥミーチュー」「こちらはナースの○○さん。ハーイ」みたいな感じで5、6人くらいかな。知らない人ばかりに囲まれて訳が分からなくなっていたところになじみのあるわたしの手術を担当してくれる主治医のF先生が明るい声で「ハーイ!!具合はどお?」ってハグをしてくれホッとしました。F先生はきれいでまっすぐな目が印象的な女医さん。何一つ人を不安にさせることを言わずに患者の心まで元気にしてくれるくらいの先生です。この先生なら任せられると思わせてくれたから緊張もしなかったのかも。

今回は全身麻酔で腹腔鏡下手術でおなかに小さい穴を4つ開けて行うとF先生から手術の内容を詳しく説明を受けました。片方ののう腫が大きいのでもしかしたら片方の卵巣を取ることになるかもしれないけど、なるべく救えるようにがんばるから!と先生が心強い一言を言ってくれました。

 時間になって付き添いで来てくれた大輔と別れ、ちょっと心細くなったけどついに来たか!この時が!もうドキドキもしませんでした。

 金髪のナースに「じゃあ行きましょう。」と言われ私はドラマみたいにてっきりガラガラとベッドのまま運ばれると思いきや、普通に歩いて手術室へ向かうことに。なんだかムードがないなあ。手術室への道には忙しそうにカルテを持って早歩きをするナースやたった今帝王切開で生まれたばかりの赤ちゃんをだいて嬉しそうな人などいろんなドラマがありました。

 なんて周囲を観察している間に自分がお世話になる手術室へ到着。ドアを開けると研修医を合わせて10人くらいはいたでしょうか。こんなに大勢の人にお世話になるんだなーと関心する暇もなくまたさっきのように一人一人紹介される。部屋はまさにテレビで見る手術室。大きなライトが5つくらいバンバンバン!とついていてそこに照らされている私がさばかれるまな板。(まさにそんな感じでした)

 早速横になりさっきナースに開けてもらった左腕の穴からなにやら薬を注入され、大きな眼鏡をかけた男の先生が「麻酔の前にリラックスをさせる薬を入れたからね」とその「ね」が聞こえた瞬間からウワってくるくらい目が回り始め先生に「目が〜回ります〜」って伝えたらよし、効いてる、効いてるみたいな感じで先生がまるで麻薬の密売人のようにも見えてしまいました。先生ごめんなさい!でも全て初体験なんだもん!そんなクルクルしている間に麻酔医が到着してそのリラックスする薬から麻酔に切り替えられ、顔を覆ってしまうくらい大きな酸素マスクを付けられ呼吸に困って2、3回深呼吸をしてその大きな眼鏡の男の先生が「よし、よし」と私のほっぺたを2回ほどなでてくれたのが最後の記憶でした。

さあ、4時間の大手術を終え目を覚ましたらどうなっていたでしょうか。

次回に続く。

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# by kurijazz | 2014-07-09 04:45 | Trackback | Comments(1)
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NY在住ジャズベーシスト   津川久里子の公式ブログ


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津川久里子プロフィール

東京生まれ。両親の影響で音楽に興味を持ち始め、千葉県立富里高校ジャズバンド部にてベースを弾き始める。2002年、奨学金を獲得後、渡米。バークリー音楽大学に入学。 卒業後、数々のボストン近郊のジャズフェスティバルに出演。その後ニューヨークに拠点を移す。

現在著名なAnthony Wonsey, Walter Blanding, Marcus Printup, Lee Pearson, Tia Fuller, Rodney Green, Mike LeDonne, Jeb Patton, Warren Wolfなどをはじめ様々なミュージシャンと共演し、Dizzy's club Coca-cola, Smalls, Kitano NY, Fat Cat, Bar Next Door, Cleopatra's Needleなどの有名ジャズクラブに出演したり、活躍している。

それと同時に阿部大輔、山田拓児、小森陽子、二本松義史らとコラボレーションバンドUoU(ユーオーユー)をNYで結成。UoUのデビューアルバム "Home" はNYのTippin' Recordより2010年10月にリリースされ、米国のJazz week worldのラジオチャート2週連続No.1を獲得。米国のみならずヨーロッパ各国、南米等でもその実績が評価される。2010,2011年の全国ツアーでは長野県上田市の大型野外フェスティバル「Ueda Joint」に2年連続で出演し、大好評を博す。2013年2作目、メンバーのNYへの思いが詰まった「Take the 7 Train」をリリース。1934年創刊の米国で最も権威のあるジャズ専門誌「ダウンビート」に取り上げられ好評を得るなど大変注目されている。日本でも毎年全国ツアーを行っている。 

2012年、母校がある千葉県富里市の市制施行十周年記念式典に記念講演の講師として招かれる。

2013年には日本全国で発売されている音楽情報誌"The Walker's"の表紙を飾り話題となる。

世界でも数少ない実力派女性ベーシストの一人として世界中からその活躍に期待されている。

Website(英文)は
こちらです↓

Kuriko Tsugawa Website

UoUデビューアルバム
"Home"発売!
uouhome
UoU / Home
聞いてみてね。


☆ 津川久里子のTwitter☆

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